大学生活の中で、「英語力を伸ばしたい」「就職活動に向けて何か強みを作りたい」と考えたとき、TOEICは非常に有効な選択肢の一つです。
私自身もスコアアップを目指して勉強を始め、いくつかの参考書を実際に使ってきました。
その中で感じたのは、「参考書選びが結果を大きく左右する」ということです。
ただし、どんなに評価の高い参考書でも、必ずメリットとデメリットがあります。
今回は、私が実際に使った経験をもとにおすすめの参考書5冊を紹介しながら、それぞれの良い点と正直な弱点も含めて詳しく書いていきます。
① TOEIC L&Rテスト 公式問題集
まず、どのレベルの人にもおすすめしたいのが公式問題集です。
いわゆる「王道中の王道」と言われる一冊で、最終的には必ず使うべき教材だと感じました。
実際に使ってみて最も良かった点は、「本番に限りなく近い」ということです。
リスニングの音声、問題の構成、難易度、すべてが実際の試験とほぼ同じなので、模試として非常に優秀です。
自分の現在地を把握するにはこれ以上ない教材でした。
また、時間を測って解くことで、「どこで時間が足りなくなるのか」「どのパートが弱いのか」を具体的に分析できるのも大きなメリットです。
一方でデメリットとして感じたのは、「解説がやや不親切」な点です。
答えは載っていますが、「なぜこの選択肢になるのか」が詳しく説明されていない場合も多く、英語が苦手な段階だと理解が浅くなりがちでした。
そのため、基礎力がある程度ついてから使う方が効果的だと思います。
② 金のフレーズ
TOEIC単語帳の中でも圧倒的に有名なのがこの一冊です。
私もスコアを上げようと決意してから、通学時間やスキマ時間に繰り返し使っていました。
この参考書の強みは、「出る単語だけに徹底的に絞っている」点です。
無駄な情報がなく、TOEIC頻出の語彙だけを効率よく覚えられるので、短期間で語彙力を底上げできます。
また、コンパクトで持ち運びしやすく、毎日の習慣にしやすいのも魅力でした。
ただし、デメリットもはっきりしています。
それは、「単語の深い理解には向かない」という点です。
意味は覚えられても、ニュアンスや実際の使い方までは十分にカバーされていないと感じました。
また、単語暗記が苦手な人にとっては単調で飽きやすく、「続けること自体が難しい」と感じる可能性もあります。
③ TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
文法対策として使用したのがこの問題集です。
スコアが500〜600点台で伸び悩んでいたときに取り組み、個人的にはかなり効果を感じました。
最大のメリットは、「問題パターンが徹底的に身につく」ことです。
TOEICの文法問題にはある程度の型があり、この本を繰り返し解くことで自然とそのパターンに慣れることができます。
最初は全然解けなかった問題も、何周かするうちに「これはこのパターンだ」と分かるようになりました。
一方でデメリットは、「量が多すぎる」という点です。
1000問という数字は想像以上に重く、途中でモチベーションが落ちてしまうこともありました。
また、解説は丁寧ですが、その分しっかり読み込むには時間がかかり、短期間で結果を出したい人にはやや負担が大きいと感じました。
④ 銀のフレーズ
金のフレーズよりも基礎レベルの単語帳で、TOEIC初心者のときに最初に使ったのがこちらです。
この本の良さは、「とにかく取り組みやすい」ことです。
単語数や難易度が適切で、英語に苦手意識がある人でも無理なく続けられる構成になっています。
実際、私も最初は英語に対して抵抗感がありましたが、この本のおかげで単語学習の習慣を作ることができました。
しかし、ある程度のスコアになると「物足りなさ」を感じるようになります。
収録されている単語が基礎中心のため、600点以上を狙う段階になると別の単語帳を併用する必要がありました。
そのため、あくまで「最初の一冊」として使うのがベストだと思います。
⑤ TOEIC L&Rテスト 究極のゼミ Part 7
リーディングの中でも特に苦手だったPart7対策として使用したのがこの参考書です。
長文問題が苦手な人にはかなりおすすめできます。
使ってよかったと感じた点は、「読み方そのものが変わる」ことです。
単に問題を解くだけでなく、「どこを先に読むべきか」「どう情報を拾うか」といった戦略が詳しく解説されています。
これを意識するようになってから、明らかに解くスピードが上がり、時間切れが減りました。
ただしデメリットとしては、「1周するのに時間がかかる」ことが挙げられます。
解説が丁寧な分、理解しながら進めるとどうしても時間が必要になります。
また、ある程度の基礎力がないと内容が難しく感じる可能性もあります。
まとめ|参考書は「相性と使い方」がすべて
今回紹介した5冊は、どれも実際に使って「役に立った」と感じたものですが、それぞれに明確な特徴と弱点があります。
その中で強く感じたのは、「どの参考書を使うか以上に、どう使うかが大切」ということです。
例えば、単語帳は1回やって終わりでは意味がなく、何度も繰り返すことで初めて効果が出ますし、問題集も解きっぱなしではなく復習の質がスコアに直結します。
また、自分のレベルに合っていない参考書を選んでしまうと、効率が一気に下がってしまいます。
私自身、最初は色々な参考書に手を出してしまい、結果的に中途半端になったこともありました。
しかし、「必要なものを絞って使い込む」ことを意識するようになってから、徐々にスコアが伸びるようになりました。
TOEICは短期間で劇的に伸びるものではありませんが、正しい教材と継続的な努力によって確実に結果が出る試験です。
これから勉強を始める方は、ぜひ今回紹介した参考書を参考に、自分に合った1冊を見つけてみてください。
そして、焦らずコツコツと続けることを大切にしてほしいと思います。
